出産は本当に命がけなんだと痛感しました【出産体験記：case8】
Aさん 出産時の年齢：26才
私は26才で出産したのですが、妊娠35週頃までは何の問題もなく順調だったので、予定日の3日前までは働く気満々でした。
しかし妊婦健診に行った際に、血圧が160mmHGを超えていたため、そのまま大学病院へ搬送され入院になりました。
妊娠高血圧との診断を受けた私。入院しながら血圧を管理し、できるだけ週数を稼いで正期産に入ったら、促進剤を使おうということになり、37週になる日に促進剤を使うことが決まりました。
病院で管理されているお陰か、薬を使う予定日までは何事もなく過ごしていたのですが、なんとその薬を使う予定の日の前日の夜中に自然破水。
しかし数時間後には促進剤を使う予定になっていたので、特に何の処置もせず、その日は寝て、次の日の朝から促進剤がスタートしました。
促進剤を使っても、その日に必ず生まれるというわけではないらしく、朝からトライして夕方までに本陣痛に繋がらなければ、その日は終了。また次の日にトライするといわれていました。
実際夕方4時ごろまで促進剤の量を増やして様子を見ていたのですが、本陣痛にはつながらず、今日は諦めようと薬液を止め、痛みが引くのを待って病室に帰ろうということになりました。
しかし薬を止めたのにも関わらず、一向に痛みが引かないどころか、段々と痛みは強くなっていく一方でした。
私の中では、薬を止めたから痛みは引くはずと思い込こんでいたので、自分自身に痛みは引いてきていると言い聞かせ、耐え続けましたが、1時間が経っても2時間がたっても痛みが引かないのでさすがにおかしいと思い、助産師に相談。
診察してみると子宮口が開大しているので、「今すぐ分娩台にうつって」といわれ、あれよあれよという間に分娩台に乗ったと思ったら、2回ほどいきんですぐに生まれました。（笑）
嵐のように慌ただしく、すぐに終わった出産でしたが、母子共に無事に出産できたので良かったです。
出産前に2週間入院になるという予想外の出来事に見舞われましたが、出産は本当に命がけなんだと痛感できた経験となりました。
出産後の様子や現在はどうですか？
2110gと小さめの赤ちゃんだったのですが(高血圧により胎盤がぼろぼろになっていたらしく、あまり影響がいっていなかったそうです)哺乳意欲がすごく、母乳を沢山飲みました。
1か月の健診では、平均の体重を上回るぐらいにまですくすくと成長していました。
現在2か月になりますが、もうすでに首も座りかけており、寝返りもしそうになっているので、成長の早さに毎日驚かされています。
妊娠高血圧は出産後も治ることはなく、血圧を下げる薬を今でも飲み続けています。
これから出産する人へアドバイスを送るとしたら？
妊婦健診は必ず行くことが大切だと思いました。
私が通っていた産婦人科は、予約制ではなかったので、次回3週間後に来てねと言われていても、仕事が忙しいことを理由に4週間後に行ったりしていたのですが、今回の私のケースのように、妊娠高血圧はあまり自覚症状がないので、中々すぐには気づけないことも多いです。
なのでちゃんとした間隔で妊婦健診に行くことで、異常の早期発見にもつながると思うので、当たり前のことかもしれませんがしっかり妊婦健診にいくことをおススメします。
